OTRS5から6へアップグレード

年末年始と年度末、年度初めのもー忙しいのを何とか乗り越えました。ようやく検証も再開できそうです。 こんにちわ、Web担当 神凪です。
今回はメインのサービス、OTRSのアップグレードを取り上げます。昨年2017年11月にOTRS6が発表されましたが、Sandbox含めNCEではOTRS5を使用していました。これをVer6にアップグレードします。
未インストール状態からのインストールはまた後日取り上げますね。

目標

  • OTRS5からOTRS6にアップグレードする

完了時の環境

  • CentOS 7.4
  • OTRS6.0.6

準備

  • OTRS5がインストールされていること

手順

OTRS Admin Manualにもアップグレード手順が公開されています。ここではSandbox環境に特化して、アップグレード手順をご案内。

既存サービスの停止

まずは関連サービスを停止。

root>
systemctl stop crond.service
systemctl stop postfix
systemctl stop httpd.service

そのあとOTRSサービスを停止します。

otrs>
/opt/otrs/bin/Cron.sh stop
/opt/otrs/bin/otrs.Daemon.pl stop

バックアップの取得

念のため設定や記事バックアップを取得しておきます。すべて/backupに取得することとしています。
まずは設定のバックアップ。

root>
cp -ip /opt/otrs/Kernel/Config.pm /backup/
cp -ip /opt/otrs/Kernel/Config/Files/ZZZAuto.pm /backup/
cp -ipr /opt/otrs/var /backup

それからデータベースをバックアップ。

mysqldump --user=root -p --single-transaction --master-data=2 --flush-logs --database otrs > /backup/dump.sql

ちなみにDBリストアは mysql -u root -p < /backup/dump.sqlで可能です。

OTRSアップグレード

準備ができました。それではアップグレードに進みます!
事前にrpmパッケージをサーバに保存しておいてくださいね。

root>
yum install otrs-6.0.6-01.noarch.rpm

yumさんは本当に優秀です。

OTRS5からOTRS6へのマイグレーション

OTRS5と6ではデータベース設計が異なるようです。
5のデータベースを6に合うようにマイグレーションします。

otrs>
/opt/otrs/scripts/DBUpdate-to-6.pl

初回実行時は以下のエラーが出力されました。

Error: not all required Perl modules are installed. Please follow the recommendations to install them, and then run the upgrade script again.

Not possible to complete migration, check previous messages for more information.

何かモジュールが足りないようです。
PerlModuleCheckをやってみましょう。

otrs>
/opt/otrs/bin/otrs.CheckModules.pl

出力を確認して不足しているRequiredModuleをインストール。
再度DBマイグレーションを行います。

otrs>
/opt/otrs/scripts/DBUpdate-to-6.pl

DBバックアップやTimeZone等問い合わせがあるのでそれぞれ応答してください。
最後に

Migration completed!

と表示されれば完了です。

パッケージのアップデート

OTRS5のパッケージは当然6では使用できません。
パッケージもアップデートしましょう。

otrs>
/opt/otrs/bin/otrs.Console.pl Admin::Package::UpgradeAll

最終的に

Done.

と表示されれば完了です。

OTRS6サービスの開始

OTRS6サービスを再開します。
まずは関連サービスから。

root>
systemctl start crond.service
systemctl start postfix
systemctl start httpd.service

そしてOTRSサービス。

/opt/otrs/bin/Cron.sh start
/opt/otrs/bin/otrs.Daemon.pl start

以上でOTRS6へのアップグレードが完了します。

最後に

マニュアルがそろっているおかげで、割と簡単にアップグレードができています。
あとyumが便利。tarボール(ソース)からのインストールだともう少し手順が複雑なので、あまりやりたくないですね…
とはいえマニュアルありますから、総じてアップグレードは簡単。

OTRS6からはChromeで起きていた文字入力時のエコー問題も解決されていますし、より便利に扱えるようになっています。
NCEでは対応履歴管理システムとして使用していますが応用は何にでもできるはず。ぜひ使ってみてくださいね!

Special Thanks!

CloudGarage Dev Assist Program協力のもと、NCEでSandbox、実験場を準備しています。
試せるシステムに限りはありますが、ぜひお試しくださいませ

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